2010/05/30

シンガポール沖のタンカー海難事故の影響

シンガポール東部沖で25日早朝、タンカーと貨物船が衝突し、破損したタンカーから原油約5000トンが流出した事故がありました。タンカーを運航していたマレーシアの運航会社AETは26日、流出した原油の拡散を緊急対応チームがおおむね食い止めたと発表しました。
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/accidents/2730051/5803157

昨日、娘といつものEast Coast Park(ECP)にサイクリングに出かけると、海岸線に打ち揚げられた原油の除去作業にたくさんの人が投入されていました。これはひどい。もともとシンガポールの海は、きれいではないのですが、それが更に、といった感じです。

あたり一面は、原油特有のにおいが立ち込めており、JinたちもせっかくECPまで来たのでサイクリングをはじめたにもかかわらず、20分もせずにあまりにも臭くてギブアップ。とても快適にとはいきません。
同じ日の早朝にもECPでは、フルマラソンの大会が行われたいたようですが、マラソンをした人たちは、あの原油臭さの中、走って大丈夫だったのでしょうか?

事故なので仕方がないのかもしれませんが、やはり自然破壊をしてしまっているのは事実であり、海洋生物やそれを食べる人体への影響など考えると、恐いです。事故とはいえ、本当に気をつけなければいけませんね
  

3 Comments:

かに さんのコメント...

事故があった当日の夜、ケーブルスキー間近の我が家はすごいにおいでした。実際に水際に行く機会がなく見逃していましたが、いまだにこんな状態なんですね。レポート有難うございます。

Jin Bauer さんのコメント...

kanyさん、こんにちは。その後シンガポールの生活はいかがですか?
確かにあの港側にお住まいでしたら、においがすごそうですね。実際、ECPに行った時、もう大丈夫だろうと思っていたのですが、意外にも。。。心を痛めたのが、結局回収作業をしているのは、見るからに低賃金の出稼ぎ労働者の皆さんで、お金で解決している節が見えて嫌な気分になってしまいました。数年前、日本の北陸の小浜沖で同じような事故が起きたとき、ボランティアで参加したときのことを思い出しましたが、ここではそういう活動は、自国のシンガポーリアンにもないのかなと、ちょっと残念な気分でした。

かに さんのコメント...

おかげさまで順調です。(家賃は高いですが)暮らしやすいですね。東京と変わらないだろうという想像はあたりでした。
こちらでもボランティア活動に参加している人はちらほら見かけます。宗教に絡んだもの・絡んでいないもの両方ありますが、土日に知的障害者や貧困者を助けるボランティアに参加しないかと誘われることがたまにあります。ちなみに今月末の日曜には、日本の「海の日」にかけて、日本に滞在したことのある人たちのグループがPasir Risの海岸掃除をするそうです。

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