2009/10/20

ミネラルウォーターではないウォーター?

やはり海外生活ともなると、たいていの人は飲料水に幾ばくかの気を使いますね。シンガポールの水道水は、そのまま飲めるということで料理にはもちろん、レストランではそのままの水を飲料水として提供されます。上海に比べると水道水は雲泥の差の品質で、上海の水道水はにおいがひどく、うがいをするだけでも気分が悪くなるほどでした。とはいうもののやはり、気になる人は気になるということで、スーパーなどでミネラルウォーターを購入しようと考える人も多いはず。ところで普段何気なく飲んでいる「ミネラルウォーター」には4つの種類があるのをご存知でしたか。 ミネラルの有無や製造方法の違いによって、下記のように区分けされています(農水省のホームページ参照)。

ナチュラルウォーター
特定の水源から採水された地下水を原水とし、沈殿、濾過、加熱殺菌以外の物理的・化学的処理を行っていないもの
ナチュラルミネラルウォーター
ナチュラルウォーターのうち、鉱化された地下水を原水としたもの。 鉱化とは、地表から浸透し、地中を移動中または地下に滞留中に地層中の無機塩類が溶解した地下水のことで、天然の二酸化炭素が溶解し、気泡性を有する地下水を含む。
ミネラルウォーター
ナチュラルミネラルウォーターを原水とし、品質を安定させる目的等のためにミネラルの調整、ばっ気、複数の水源から採水したナチュラルミネラルウォーターの混合等を行っているもの。
ボトルドウォーター
上記以外のもの。原水が地下水でないもの。蒸留水など。


スーパーで、「おっ、こっちの方が安い」と手にとってしまうマレーシア産の有名なウォーターは、ボトルドウォーターです。つまり、マレーシアの通常の水を濾過や過熱などの物理的・化学的処理をしたものとなります。
うちの家庭でも2年近く誤解していましたが、ミネラルウォーターではありませんので、気をつけてください。


会社でもよく、タンク式のウォーターサーバーを見かけますが、これのネタを一つ。

ある会社に商談に行った時に、たまたまトイレに行きたくて、上層階のビジネスフロアのトイレに行きました。そのトイレの入り口横には、簡易的なキッチンみたいなものがありました。そこで、いかにもタンクを配送している業者のような方が、2・3個の空になったタンクに、水道の水を一生懸命入れておりました。きっと、何か別の目的で水道水を入れていたと信じ、これがまさか次の配送先もしくはこのフロアの飲料水には使われないと祈るばかりです。こんな光景、上海ではよくありましたし、粗悪なタンク水が出回って事件になることも多々見てきましたが、シンガポールでもみるとは。。。。

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