2010/02/01

フォート・カニング・パーク

昨日はシンガポールの中心街のすぐ横の小高い丘全体が公園になっている、フォート・カニング・パークに行ってまいりました。Jinは約3年もシンガポールにいながら、実はこのフォート・カニング・パークに行ったことが無く、初めての経験です。よく行く明治屋の横にありながら、いったい何があるんでしょう?といつも思っておりました。

フォート・カニング・パークは、シンガポールでもっとも歴史に満ちた場所で、マレーや中国の古記によると、この丘は西暦1300年前までにさかのぼり、王国の中心として栄えていたといわれています。このシンガポールは当時5人の王が統治していたといわれ、その面影を散策できます。









その後、1926年にこの小高い岡の上に建設されたフォート・カニングセンターは、イギリス軍隊兵舎として建設されました。入り口には、当時のフォート・カニングの要塞を守ったフォート・ゲートや、すぐ裏手には、バトル・ボックスとして地下の秘密極東指令センターの跡地があります。




このセンターは東南アジアにおける中枢部として戦争時に使われる予定でした。地下9mの場所にあるこのセンターは迷路のようなつくりになっており、26室からなる大小の部屋があります。第二次世界大戦時、1942年2月15日の朝に、マラヤ司令部の総司令官パシーバル中将が日本軍に降伏するという決定を下したのもこの場所でした。
現在では、大人8S$、12歳以上の子供は5S$で中を見学するツアーに参加することができます。日本人が侵略者として、シンガポール・マレーシアに進軍してきたのが中心に語られますので、歴史を学びたい人には良いかもしれませんね。









公園を出るときには、ドービーコート駅側やクラークキー側にも下っていくことができるので、是非散歩がてら遊びに行ってみてくださいね。
やはり、シンガポールは公園が多くて良いですね :) 

2 Comments:

tonsuke さんのコメント...

お久し振りです。遅ればせながら明けましておめでとうございます。
今年も Jinさんのブログ楽しみにしています (^0^)/
…って、すでに今年ももう残すところあと11ヶ月ですね。^^;

年が明けてから日本に帰ってました。不思議なことに今は日本にいる時の方が違和感を感じてしまうtonsukeです。

フォート・カニング・パークは私にとって大好きな場所です。シンガポールに来て初めて住んだのが目の前のサービスアパートメント(リャンコートに隣接してる)だったのです(ひと月だけだけどね)。夫は来星して早々すぐ出社していたので、シンガポールの右も左もわからない私がたった一人でよくうろついたのがフォート・カニング・パークです。巨大な植物がいっぱい生えてて、チェーン・ソーの音みたいな蝉の鳴き声が聞こえてきて「おぉ。これが熱帯のジャングルって奴かぁ…。私ったらこれからこんな国で生活しちゃうんだぁ…」なんて、しみじみと感じ入ってしまった場所であります。懐かしいです。

Jin Bauer さんのコメント...

こんにちはtonsukeさん、
こちらこそよろしくお願いいたします。
へぇーフォート・カニング・パークの側に住んでいたんですね。シンガポールは、確かに一部の自然を上手く使いながら残しているので、気分をリフレッシュするのであれば、いろいろなところがありますね!Botanic Gardenも有名だけど、のんびり散歩するには良いですよね。子供とはよく、ウエストやらイーストやらの公園に行きます:)

ところで、サービスアパートメントってうらやましいですね。上海では、サービスアパートだったんですけど、シンガポールに来てからは、自分達でやらなければならないんで、大変ですね。シンガポールは退屈ですが、やはり中国はある意味、大きな日本との違いが見れるので、面白かったです。

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